てきとうらいふ

ストイックとかむずかしい

コミュニティーサイトが儲からない理由

コミュニティーサイトが儲からないと言われてるのは、運営コストが高く、回収の仕組みが作りにくいからですね。


携帯百景(ケイタイヒャッケイ)



例えばスパムサイトなら、検索から迷い込んだ一見さんをだまくらかして広告をクリックさせれば任務完了なんだけど、コミュニティーサイトはそうはいかない。
サイトを快適だと思ってもらい、毎日の生活の中に取り込んでもらうことが重要なので、「快適な環境」を整える必要がある。なので定期的に機能を追加したり、問題が起きないかチェックしたり、応答の速度や安定性に気を配る必要がある。そういうのはすごくコストがかかるのだ。
にもかかわらず、利用者の目的はコミュニケーションにあって、購買や購買につながる検索ではない。そうすると単純に広告を出してもコミュニティーの快適性を失うだけで、大した収益があがらない。やあ、困ったね。

うまく収益をあげるポイント

代表的なコミュニティーサイトでうまく収益をあげるポイントを見てみよう。


mixi
閉鎖環境の代表なので、外部の検索とかには頼らず、コミュニティー内の人間だけを相手にして収益を上げている。有料会員と単なる広告よりも高収益な人材登録事業によって安定した収益を得てる。
別に事業を持てということですね。そこに人を流せば回収できると。


はてな
解放系なので、外部の検索からのお客から収益をあげている。はてなダイアリーには広告を載せないで、副産物のはてなキーワードへの検索の流れで収益を上げてる。有料会員は微妙。
コミュニティーの生み出した集合知を外部に出して収益化するということですね。検索から外部のひとがお金を落としてくれる。


ニコニコ動画
解放系だけど検索にむいてない動画なので、収益は内部であげるしかない。有料会員とニコニコ市場という編集可能な広告で収益をあげてる。
広告をコンテンツの一部にしてしまうということですね。広告が邪魔者ではなくなる。


twitter
みんながその収益モデルに期待をよせるが未だ姿は見えず。
とりあえず日本語版だけ広告をプロフィールの上に出してみてるけど、Twitterを日常的に利用する人が押す可能性は限りなく低く、デザインを壊しただけじゃないだろうか。
twitterの膨大な発言を生かした広告や、twitter検索に連動広告を載せるとかになると予想。


あとは大手の企業とかにスポンサーになってもらって、共同でイベントとか企画するとかですね。
その場合、企業から直接まとまった収益が得られる。

まとめ

コミュニティーサイトは儲からないことが多いけど
・別に事業を持つ
・コミュニティーの生み出した集合知を外部に出す
・広告をコンテンツの一部にしてしまう
・共同イベントを開催する
とかで改善出来るかもね。


といわけで、写真とつぶやきで毎日を記録する「携帯百景」をよろしく〜。
カレンダー?機能も作ったよ。