てきとうらいふ

ストイックとかむずかしい

冬空チャリンコ通勤

9月に京都に来てしばらくうだうだしてから、仕事を探しはじめた。

来る前は大阪まで出れば仕事あるだろうけども、市内にはもぐりこめるとこなんてすぐに見つからないだろうと思っていたので、電車通勤でおけいはんを覚悟していたものだが、意外と京都市内でも仕事があることが判明し、話を聞いても金額にこだわらなければ悪くなさそうな感じだったのでひとつ面接に行きそのまま仕事として通うことになった。

で、チャリ通なんだけどストレスフリーでとてもよい。当然体にもよい。寒いけど!

 

関東で田園都市線や池上線で毎朝通勤してたときの、ギュウギュウ車内の殺伐というか怒りというか殺気というかギラギラが充満していつ爆発してもおかしくないのにみんな耐えてる圧力のある電車内の空気によって消費されていた気力体力時の運は相当なものだったのだなあと今さらに思う。

関東に住んでると外に仕事しに行くならそういう状況が当たり前で、チャリや徒歩で通勤なんて家賃のために仕事するくらいの覚悟が必要だったりするのだけれども、首都圏を離れた世界ではチャリや徒歩で通勤してる人たちもたくさんいて、でもそういう生活すらイメージできないくらいの修羅の国だった気がする。ケーン!

 

修羅の国から地方に行くのは仕事がないから無理だよとか思ってしまうけど、人がいる限り多分そんなことはない。でも住むところは簡単に変えられるようにしておくといい。仕事がなければまた引越しするくらいに敷居が低ければ、また別の生活スタイルも見えてくる。選択肢が増える。余計なものはなるべく持たずに身軽に身軽に。長明の方丈の家のように。

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