てきとうらいふ

ストイックとかむずかしい

日蝕・中小規模サイトがパタパタ閉鎖するのを見て

javaユーザにとっては毎日が日蝕ですが、リアルな日蝕なんてちゃんと見た記憶がないので今年はちゃんと見たいですね。
道具が無いと見ちゃダメとか言われてるけどチラ見ならOKじゃないかな〜とか思ってる今の僕です。現在、横浜は分厚く曇ってますけど。

中小規模サイトについて思うこと

ミルクカフェの閉鎖のお話とか読んでると、中小規模のwebサービスを継続させて行くこというのの難しさを感じます。
ユーザー数が数千から数万人くらいの規模が一番苦しいサイズなんじゃないのかなあと*1。そのまま運営を続けられるか続けられないかの境界線がそこらへんのサイズにありそう。
数百人くらいだと、人的負荷もサーバーとかの負荷もそれほど大したこと無くて、片手間で対応できる。なので収入を確保しなくてもお小遣い程度の出費で済むし、精神的にも楽ちん。
だけど、数千から数万人が利用するようになってくると、対応しなきゃいけないことが片手間に収まらなくなってくる。人間負荷もサーバー負荷も本腰入れないと対応できなくなって来る。それはクラウドを利用すれば解決する、とかいう単純な話じゃあ無い。クラウド利用がタダなら話はちょっと違うけど。精神的・時間的な負荷増は避けられない。


で、本腰を入れて対応するということは、それだけの収入を確保するということと同義で、それだけの収入を確保するというのは、中小規模のwebサービスには非常に難しい。
広告収入だけでまとまった収入を確保できるようになるのは、数十万人以上の利用者がいて、一般認知度がそこそこ得られるようになってからだと思う。GoogleさんのAdsenceはとても画期的なんだけど、まとまった収入を得るには、限りなくスパムに近いサイト構成にするか、見た目を犠牲にしたり、間違ってクリックするくらいの場所に貼ったりと、方向違いの努力をしなくちゃいけないし、それで誰が幸せになるのかも良く判らない。
なので、一気に数十万人確保できるような環境じゃ無い限り、広告以外で地味に収入を得る仕組みを構築していかないと、数万人くらいになったあたりで運営が困難になってくる。
自分が運営から離れる場合にも、負担が有るだけじゃ誰かに運営を譲ることも難しい。


というわけで、数千人から数万人という中小規模のサイトが、不景気もあってどんどん閉鎖していくのを見ていて、誰も自分の作った思い入れのあるサイトを閉鎖したいわけないのに、閉鎖せざるおえないという運営の難しさを感じたというお話でした*2

ついでに携帯百景の試み

昨日、携帯百景に有料ポイントを利用したオプションサービスとしてカラーナイスspナイスをリリースしました。
早速利用してくれた方々、ありがとうございます。

有料プション導入第一弾、spナイスをリリースしました。 - 携帯百景 運営うさぎブログ


携帯百景も毎日1万人ちょいの利用者が居て、日々増加してるので、有料ポイントなど様子を見ながらいろいろ試行錯誤して行きます。

*1:ミルクカフェの規模は知らないですがそれくらいかなあと推測

*2:日蝕になぞらえようかと思ったのですがそんな高度なことは無理でした。