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てきとうらいふ

ストイックとかむずかしい

集団的自衛権行使容認の閣議決定への賛成と反対の整理

安倍政権による集団的自衛権の行使容認がムリクリ閣議決定されましたが、西宮の議員の記者会見書き起こしなどで腹を痛めてて脳みそからすっかり消し飛んでしまったので簡単に賛成の考え方と反対の考え方を整理してみた。

基本反対なので反論形式。


ポイント3つ

・導入プロセス

・限定的な運用について

・そもそもの必要性

1.導入プロセス

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【賛成】
改憲はハードルが高すぎて現実的に出来ない
迅速な対応が必要なので仕方ない
これまでにも憲法解釈の変更はあった
これから法整備の段階で慎重に議論されて進められてくし大丈夫

【反対】
立憲主義民主主義の終了 解釈で済んだら憲法いらん
憲法という歯止めをないがしろにする弊害の方が大きいことを過去学んだんじゃないのか
賛成の人たちは今回たまたま安倍さんと意見が合っただけで民意をないがしろにしてる危うさを理解してない
解釈を広げて現実をあわせるのと現実にあわせて解釈をねじ曲げるのと意味が違う
国会での議論がどの程度まともに行われるか現状でどうやって信用できるのか

2.限定的な運用について

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(1)密接な関係にある他国が武力攻撃をうけ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある、(2)国民を守るために他に適当な手段がない、(3)必要最小限度の実力の行使――の3要件に該当する場合に限り、自衛の措置として憲法上許容されるとした。

集団的自衛権を必要とする8つの事例
 邦人を乗せた米輸送艦の防護
 周辺有事で武力攻撃を受けている米艦の防護
 周辺有事の際の強制的な停船検査
 米国に向け日本上空を横切る弾道ミサイル迎撃
 周辺有事での弾道ミサイル発射警戒中の米艦防護
 米本土が核兵器など弾道ミサイル攻撃を受けた際、日本近海で作戦を行う時の米艦防護
 国際的な機雷掃海活動への参加
 武力攻撃発生時の民間船舶の国際共同護衛活動

【賛成】
限定的なので巻き込まれる心配はない
細かく規定してあり乱用できない

【反対】
運用が絶対に制限の中に留まらないのが目に見えてる
小泉時代PKOの時と同じで解釈で簡単に制限を超えて運用される
戦力あって自国関係なかったら無視できるような運用なんて出来ない(対等な同盟というからには制限超えてくる)

3.そもそもの必要性

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【賛成】
日本の防衛には必要
日米同盟強化で中国の脅威に対する抑止力になる
国際的な信義・対等な同盟関係をつくるために必要
自衛隊の制約が多すぎて危険に対応できない

【反対】
無くても従来の枠組みで防衛できる
抑止力よりも生み出される緊張感の方がデメリット大きい
国際的な信義を得る代わりに海外で自衛隊員が死んで国内でテロが起きるリスクを軽く見過ぎ
制約があっても危険の少ないところに派兵するっていう前提を守ってないだけ

ざっくりとした反対の理由

集団的自衛権て基本的にアメリカが色々な理由で戦争するのに協力するための枠組みづくりです。90年代から続く海外派兵への流れです。限定的とか無理ですしそのように運用するつもりは毛頭ありません。アメリカが共に血を流せと言っているのに応えて作ってるものなので。

国内テロで友人や家族が粉々に吹き飛んだり海外派兵で吹き飛んだりしたときに国際的な信義のためなんだごめんねとか言えない。利益や殺す覚悟よりも不利益や殺される覚悟を持ちたい。9条導入の経緯はどうであれそういう覚悟を感じて評価してくれる海外のひと多い。

まあ殺されるのやだし自国防衛が不安というなら国防費倍増してもいいから集団的自衛権の行使は反対な感じです。

丁寧な考察は集団的自衛権・閣議決定、雑感: 極東ブログとか読むといいですね。