そろそろ「カレーライスうどん」について語らねばならないな
そんな季節がやってきたので「カレーライスうどん」について書いてみるよ。
「カレーライスうどん」とは
ご飯とうどんにカレーが掛かっただけの食べ物です。
ですが、カレーうどんや、カレーライスとは別次元の食べ物です。
何が別次元か
他の料理と違って、「カレーライスうどん」は誰かに教えられるものではなく、自ら辿り着くものであるという事実があります。
カレーライスは料理本に作り方が書いてありますね、でも「カレーライスうどん」は載ってません。
カレーうどんはお店で出てきますね、でも「カレーライスうどん」は出てきません。
お料理ママさんも「カレーライスうどん」の作り方を教えてくれはしません。
自らの手で生み出さないと、辿り着くことはできないのです。
マイナーなだけじゃないのか
いいえ、違います。
店やレシピにのらないマイナー料理はいくらでもあります。
ですが、それらの料理とも「カレーライスうどん」は違います。
なぜなら、「作ろうと思ってないのに作るはめになる」からです。
意味が分かりません
「作ろうと思ってないのに作るはめになる」とはどういうことでしょう?
ちょっと具体例を見てみましょう。
Yさんはクレジットカードを作ろうと思ていました。
いい年をしてクレジットカードの一枚も持っていないため、ネットでの買い物や申し込みに時間がかかってうっとうしかったからです。
色々クレジットのサイトを見てまわり、「これだっ」てものに申し込みました。
次の日、スピード審査で却下されていました。
あれえ、じゃあ別の申し込むか。
昼過ぎ、スピード審査で却下されていました。
「あれえ、じゃあ別の申し込むか。」
夕方...却下
「会社に勤めてないと作れないって聞いてたけど、まさかこんなにボコボコ落としてくれるとは!キーッ!」
怒り心頭です。
「ちょっと気持ちを落ちるつけるためにご飯でも食べましょうかね。
面倒だしレトルトカレーを買ってきましょう。」
「やあ、カレーだ〜、さ〜ご飯を盛るぞ〜................ぐふっ、ジャーにちょびっとしかご飯がない.......これじゃルーに溺れちゃうよ。」
「あ〜、こんなんだからクレジットも作れないんだ〜!」
やけになってきます。
「はっ、そうだ冷蔵庫にうどんがあったはず!うどんを合わせれば」
てれれれってれ〜
「カレーライスうどん〜!」
はい血迷ったあげくに辿り着きましたね。
みなそれぞれの道をゆく
どんな過程をたどるのかわかりませんが、人の数だけ違う道があるのだと思います。
互いにしめし合わせた訳でもないのに、やがてみな「カレーライスうどん」に辿り着くのです。
では、最後にその勇姿を。
はしで食うもよし、スプーンで食うもよし。
カードなんて知らん。